学年が上がれば試合に出る機会が増え、自覚と責任が出てきて、練習を頑張り、頑張れば上手くなり、上手くなればもっと上手くなろうと頑張れるようになり、そうするともっと上手くなる。
これが、普通のおじさんコーチがやいやい言っているだけでなぜか子供たちが成長していく、ポジティブスパイラル仮説です。
ただこの仮説には重要なポイントがあります。
そう、「試合に出る機会が増える」必要があるんですね。
チームバランスが良く、1学年5人程度ならこの仮説は成り立つはずです。
しかし1学年13人いるとどうでしょう。
しかも上の学年に5人いたら・・・
同じ学年でも意識や実力の差は大きく、頑張るのと頑張れないのがいるわけで、頑張れるのはポジティブスパイラルに乗ってかってに上手くなっていきます。
気になるのは、まだ頑張れてない4年生です。
彼ら彼女らは、このままではずっとスタメンになれる機会がなく、ポジティブスパイラルに乗り切れないまま6年になってしまうのではないか。
かといって練習しろと言っても思ったようにはできない。
2017年度当初、Bチームに分かれた当時10人だった4年のうち数人が乗り切れてない感じでした。
練習しろと言う、練習が嫌いになる、嫌いになると練習しない、練習しないと上手くならない、というネガティブスパイラルに陥ってはいけない。
Bチーム3年以下も合わせ、上手くなりたい、練習したい、と思ってもらうにはどうしたらいいんだろう?
Bチームに分けたての2017年初春、試行錯誤が始まりました。